東東京の職人がつくる、MUSIC FOR LIVING 楽器キーホルダーのものづくり
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MUSIC FOR LIVINGの楽器キーホルダー(MM120KHシリーズ)
東東京の職人技で生まれる、日本製・東京製の小さな作品

MUSIC FOR LIVINGの楽器キーホルダー(MM120KHシリーズ)は、東東京の工房で、職人の手作業を中心にして作られています。いわゆる大量生産品とは異なり、工程ごとに手を入れ、金属の表情を見ながら仕上げる、日本製・東京製のものづくりです。
写真に写っているのは、長年にわたり楽器モチーフの製作を手がけてきた熟練の職人。使い込まれた道具や機械と、受け継がれてきた工程によって、一点一点を丁寧に仕上げています。
このシリーズは、手仕事を前提とした製法のため、生産数に限りがあります。どれだけ急いでも、一定数以上を無理に増やすことができません。だからこそ、ひとつひとつに「東京の職人の技」と「こだわり」がきちんと残ります。

ディテールが生む、楽器らしさ
MM120KHシリーズの魅力は、楽器らしさを感じる立体感と陰影。金属の凹凸を活かして、ディテールを浮かび上がらせる仕上げが、存在感をつくります。音楽が好きな方へのギフトとしても、毎日使うキーホルダーとしても、長く寄り添える理由がそこにあります。

MM120KHシリーズができるまで
ここからは、MM120KHシリーズができるまでの流れを、写真と一緒にご紹介します。
製作工程(概要)
1. 真鍮板(無垢材)を用意
製作のベースとなる素材を整えます。

2. 一次プレスで形状とディテールの土台を成形
最初の金型でプレスし、楽器モチーフの基礎となる形状と細部の凹凸を成形します。強い圧力をかけて、輪郭とディテールの土台を作ります。

3. 加熱工程で繊細な表現を調整
繊細な表現が必要な箇所は、加熱工程を挟みながら調整します。金属の状態を見極めつつ、表現を追い込みます。

4. 再プレスで線や凹凸を明確に
必要に応じて再プレスを行い、細部の線や凹凸をより明確にします。楽器らしさは、こうした「追い込み」で生まれます。

5. 外形の切り出しと細部加工
アウトライン(外形)を切り出し、必要な穴あけなどの加工を行います。モチーフごとに工程を変え、仕上がりの精度を揃えます。

6. 研磨・下処理(タンブル前)
エッジ(側面)を磨き、表面を整える前処理を行います。この下準備が、後工程の見栄えと手触りを左右します。

7. 仕上げ(陰影で立体感を引き出す)
仕上げでは、黒いインクを塗布してから表面を拭き取り、凹凸部分に陰影を残します。陰影が入ることで、立体感が増し、楽器モチーフの表情がはっきりと立ち上がります。

8. 組み立てて完成
最後に金具を取り付け、組み立てて完成。東東京の職人の手を経て、MM120KHシリーズの楽器キーホルダーが出来上がります。

日本製・東京製であることの意味
MM120KHシリーズは、「日本製」「東京製」という言葉を、きちんと中身で支えるシリーズです。見た目の美しさだけでなく、手触り、陰影、細部の輪郭まで、職人のこだわりが残っています。
音楽を愛する方へのギフトとして。日常の中で、さりげなく東京の職人技を感じるアイテムとして。MUSIC FOR LIVINGは、この小さな作品を丁寧にお届けします。
続編では、楽器のリアルな表情を決定づける「墨入れ仕上げ」の工程をご紹介しています。
この記事でご紹介している楽器キーホルダーは、こちらの商品ページでご覧いただけます。